裏貼り[うらばり]
裏貼りとは、革の床面に別の素材を貼り付けること。革製品の場合、アメ豚や布地を貼り付けるのが一般的。裏貼りをすることによって、荒れた床面の肌ざわりをよくすることができるだけでなく、製品の強度向上やデザイン向上などの効果を得ることができる。(画像は「羊吟」を裏貼りした例です)
参考:床面処理には、他に「床面磨き」がある。
エイジング[Ageing]
→「経年変化」と同じ。「半年使ったからエイジングが進んだ」などと使われる。
飾り縫い[かざりぬい]
飾り縫いとは、複数の革を縫い合わせる目的ではなく、「デザイン」や「装飾」を目的として縫いを行うこと。
ギボシ(擬宝珠)[ぎぼし]
ギボシ(擬宝珠)とは、よく橋の欄干などに付けられている独特な形をした宝珠の飾りのこと。革業界でいうギボシとは、これによく似たカタチの部品のことを指す。機能(目的)はボタンと変わらないが、非常に壊れにくく、独特のデザインを楽しめるのが特徴。
銀面(吟面)[ぎんめん]
銀面(吟面)とは、なめし加工された革の「表面(おもて面)」のこと。毛穴があり、滑らかな肌ざわりをしているのが一般的。(スエード加工された革や爬虫類革を除く)
参考:銀面⇔床面
クウジュ・セリエ[くうじゅ・せりえ]
→「平縫い」と同じ。
経年変化[けいねんへんか]
製品を使用することでうまれる独特の使用感(味わい)のこと。特にヌメ革には顕著に現れる。
具体的には色味が深まったり、ツヤが出たり、硬さ(新品独特のこわばり感)が柔らかくなったりすること。革製品ならではの楽しみの一つ。
→「エイジング」と同じ。
コバ[こば]
コバとは、革端(切り口)のこと。重なった革端が木目の様に見えることから、「木端→コバ」と呼ばれるようになったと言われている。
参考:コバは「へり返し」や「コバ磨き」などの加工を施されるのが一般的。
コバ磨き[こばみがき]
コバ磨きとは、コバの処理方法のひとつ。コバ磨きを行うと、見た目が美しくなり、耐久性が増す。傷が付いても同じ方法で何度でも修復できるのが特徴。
参考:コバの処理方法には他に、「へり返し」や「色付ラバーによるコーティング」などがある。
コバ焼き締め[こばやきしめ]
コバ焼き締めとは、コバの処理方法のひとつ。コバを適度に熱した特殊なコテで熱を入れることにより、コバ部分の繊維を締め固めて強度を上げることができる。カードポケットなどの使用上酷使される部分などにコバ焼き締めを行うことで、型崩れなどを大幅に軽減できる。
サドルステッチ[さどるすてっち]
→「平縫い」と同じ。
シニュー糸[sinew thread]
シニュー糸とは、本来動物の「腱」をより合わせて作られた糸のこと。耐水・耐久性に優れているため、より丈夫なものが求められる場合に使用された。シニュー糸は裂いて太さを調整できるのも特徴の一つ。
現在では入手が困難なため、人工の繊維で同等の品質を再現して使用されるのが一般的。
【ご注意ください】当店で使用しているシニュー糸は後者のシニュー糸です。
芯革構造[しんかわこうぞう]
芯革構造とは、表革と裏革の間に「芯」となる革を挟み込んだ構造のこと。芯が入ることによって、張りのあるしっかりとした作りになり、曲げられる力に強くなる。芯革を入れた部分はふっくらと盛り上がって見える。
参考:上位クラスのベルトなどによく見られる技法。
真鍮[しんちゅう]
真鍮とは、銅と亜鉛から作られる合金のこと。黄銅とも呼ばれる。世界的には紀元前約300年から、日本では1600年頃からの歴史を持つ金属。
展性・延性に富み侵食されにくいため、古くから様々な分野で様々なものに使用されてきた。アンティークかばん等の金具パーツが真鍮製なのは上記の理由によるもの。現在でも硬貨や管楽器などの素材として使用されている。
参考:仕上げの方法は、無垢仕上げ・メッキ仕上げ・塗装仕上げなど多数。








